木野愛宕神社祭祀の神饌づくり

木野愛宕神社祭祀の神饌づくりについて

 嵯峨愛宕神社から分祀を受けた木野愛宕神社は、1572年より毎年10月23日の夜に祭礼が催されています。この祭礼では五穀豊穣、地域の平安を願って、氏子の手作りの神饌(※1)を供えています。

 しかし高齢化などによる氏子の減少で神饌用の竹串や、ゆり膳用の御供をもち藁で巻く技術、御幣にする紙垂の作り方、各膳の供え方、しめ縄の作り方などを継承しないと将来的に作れなくなり、祭礼が出来なくなってしまいます。

神饌づくりについて
・御幣の作り方
・紙垂の作り方
・御供蒸し
・ゆり膳
・一の膳、二の膳
・花膳
・大しめ縄作り
・しめ縄の垂作り

※1
神饌とは、御饌(みけ)とも言って、お祭りなどで神様に献上するお食事のことで、神様にお食事を差し上げておもてなしをして、そのお下がりを参列した人たちでいただく行為「神人共食(しんじんきょうしょく)」が、日本の祭りの特徴であるとも言われています。