ゆり膳

ゆり膳は御供を搗(つ)いて仕上げます。

ゆり膳を作る為の道具を用意します。
(桶、押ふた、ゆり輪、支え棒、突き棒、しゃもじ)

ゆり輪(ゆり膳を備える桶)に、型取り用の底の抜けた桶を置き、大きな杓文字で御供を入れます。

杭で両方より支え、桶の中に御供を入れて搗きます。
大3膳、小9膳を作ります。

型取りした御供に飾り付ける様に、一握りの藁を2束交差させ結んで用意します。(1つのゆり膳で5〜6束)

搗き固めた御供に、先ほど用意した藁で結び目を前にして鉢巻きをします。

鉢巻きの先は三つ編みにして最後の所は縄のように編んでいき、最後は水引で結びます。前の藁の髭を短く整えます。

完成したゆり膳に、中央に赤い紙で作られた両流れ紙垂の御幣を挿し、するめ・柳箸を添えて完成です。